ピアノを学ぶ際、ソルフェージュは不可欠。
大半の音楽学校で全専攻(弦楽器、管楽器、声楽などでも)必修科目となっており、
洗足音大では独学かつ無料でソルフェージュを学べるソフト(こちら)を開発しました。
アカデミック機関でソルフェージュの必要性を発信している一例ですが、
なにもソルフェージュはプロになる人「だけ」に必要な訓練ではありません。
むしろ、笹野台音楽堂ではソルフェージュを
「すべての音楽学習者にとって極めて大切で必要な訓練」と位置づけます。
何故ならばソルフェージュ能力が高い者ほど、以下の特徴(一例)が見られるからです。
音やリズムを聞き分ける力が格段に向上し、 先生に言われなくても自らのミスに気付けるように。 | |
楽譜を母国語のようにストレスなく読めるように。 一度も練習せず初見で弾けるようになることも。 | |
いわゆる耳コピができるように。 好きな曲を楽譜を用意しなくても弾けますよね。 単旋律に独自の伴奏(和声)を付けられるようになることも。 | |
つまり(入門段階であれ)教材に対する理解が速まり、成長が効率的に促進される。 |
指導経験上、ソルフェージュ能力が高いお子様は絶対音感を身に付けていらっしゃる確率も高いです。
学ぶストレスが軽減され、心から音を楽しむことができます。
音に親しむ頻度が多いほど、耳が音程を覚えます。
大人の方に適切なソルフェージュもあります。
ソルフェージュ的な要素をレッスンに取り入れるだけで大きな効果を実感頂けます。
ソルフェージュを行う際ですが、
原則として教材購入は必要ありません。もちろんレッスン代の追徴もありません。
¥300‐程度の五線紙(音楽ノート)のみ、ご準備をお願いしています。
具体的なソルフェージュ内容の一例
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歌
まずはリズムの安易なもので音名と音程の正確さを掴み、次第にリズムと複合させます。 -
リズム
音名と音程が一切つかない譜面から手拍子などで正確なリズム把握をします。今レッスンしているピアノ作品より少々難解なリズムに挑戦することになります。拍子の概念を把握します。 -
聴音
文字通り聴いた音を判定することです。自らが間違った音を弾いてしまっているかどうか、判断できるようになります。最初は聴いた音を、歌唱やピアノで再現することから始まりますが、自らで聴いた音を楽譜へ正確に書けるようになれれば、実際に読んでいる楽譜がどのようにして完成するか、よく分かるようになれます。聴き取る音は単旋律から和音まで幅広く行います。 -
初見
初めて見る楽譜を所定の時間(2分程度以内)予見してから一切練習せずに弾き始める訓練です。
今までのこと(上記)が総合的に修得され、目の使い方や鍵盤空間把握などが出来るようになると、いずれは予見さえせずに弾けるようになります。当教室の指導者は原則初見でレッスン実演をします。